EDUCATION & PROMOTING ACTIVITY

普及啓発活動


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普及啓発活動の一環として、セミナー・研修会などで講演を行っています。

イベント・講演歴

20219 第15回東京大集会「障害者への多様な暮らしの場の確保・保障を求める」(オンライン)

日時:令和3年(2021年)9月18日(土)13:00~15:00

場所:オンライン

イベント名:第15回東京大集会「障害者への多様な暮らしの場の確保・保障を求める」

発表時間:13:05~13:45


支援者と当事者が自ら東京都に提言する

第15回東京大集会「障害者への多様な暮らしの場の確保・保障を求める」

が開かれました。

東京都自閉症協会から坂本が提言発表しました。

2021年6月 研修会「障害者雇用専門研修(発達障害の就労支援)」(労働大学校、和光市)

日時:2021年6月25日(金)13:10~15:10

場所:労働大学校(厚生労働省所管。埼玉県和光市)

研修名:障害者雇用専門研修(発達障害の就労支援)

発表時間:13:40~14:10


東京都自閉症協会の方と二人でプレゼンをしました。

労働大学校の会議室からオンラインでリアルタイムにプレゼンを配信しました。全国の労働局の管理職員31名の方が聴講されました。

今回も講義の後で、次の3項目の質問が多かったです:

  • 本人への障害受容の求め方

  • 受診の勧め方

  • 効果的な支援方法

今回はじめて、こちらから受講生の方々に質問してみました。

1.来談者(ご本人)に障害受容を求めたくなるのはどんなときか?

2.ご本人に受診を勧めたくなるのはどんなときか?

3.効果的な支援方法を知りたいと思うのは、どんなときか?

限られた時間で受講生の方から頂いた言葉から私が感じたのは;

  1.  支援側がご本人との関りで困難を感じて困ってしまうとき、ご本人に障害受容を求めたくなる。

  2.  この困難は、目の前の人が発達障害だからではないか、と考えてしまうとき、ご本人に受診を勧めたくなる。

  3.  関りに困難を感じるのは、自分の支援スキルが不足しているせいだと反省してしまうとき、効果的な支援方法を知りたいと思う。

そして、このような困難は一部の来談者に対して感じ、ほとんどの来談者(発達障害者も含めて)とは関わることができている。

その一部の来談者には、共通する特徴(苦情を言う、感情的態度、自己中心的言動、など)がある、ように私は感じました。これらの特徴=発達障害、ではないことを改めて伝えたいです。

加えて、相談支援側の1~3は、もっともなことだと思います。

私の回答は、

  1.  障害受容を求めたくなる気持ちが自分にあることを受け止めつつ、来談者の変容を期待しない。

  2.  受診を勧めたくなる気持ちが自分にあることを受け止めつつ、受診のメリットを来談者にわかりやすく説明できるのであれば、説明する。受診に至るかどうかは、説明の後の来談者の判断による。

  3.  発達障害向けの一般に効果的な支援方法はない。発達障害に関わらず、相手を理解して相手から学ぶ姿勢がポイント。発達障害の特徴は、得意と不得意の差が大きいこと、得意・不得意は個人差が大きいこと。そのため支援は個別支援が基本。

2021年2月 研修会「障害者雇用専門研修(発達障害の就労支援)」(厚生労働省千代田区

日時:2021年2月24日(水)10:00~12:00

場所:厚生労働省(東京都千代田区霞が関)

研修名:障害者雇用専門研修(発達障害の就労支援)

発表時間:10:00~12:00


東京都自閉症協会の方と二人でプレゼンをしました。

今回も厚生労働省の会議室からオンラインでリアルタイムにプレゼンを配信しました。

全国のハローワーク障害窓口の相談員の方々100名以上が聴講されました。

研修を重ねるごとに聴講される方からのご質問が増えています。

そのため発表時間は30分にして、質問の回答時間を40分以上とりました。

それでも、時間内にすべての質問に応えられず、

今回は、研修終了後に別紙で質問の回答を配布することになりました。

寄せられた90件以上の質問を読みながら、発達障がい当事者に向き合う

相談員の方々の率直で真摯な様子を強く感じました。

私は回答を書きながら「明日の相談窓口で回答を参考にして頂ければ。すぐ回答を届けたい」という思いがまさって、半日で回答を仕上げました。

仕上げて提出した後、「一つひとつの質問にもっと丁寧に応えればよかった」と思いました。

今回の研修で相談員の方々から寄せられた90件以上の質問には、

NPOころろのリカバリー相談サイトの「相談Q&A」に掲載した相談と共通した内容が多かったです。

「相談Q&A」 に長めの回答があります。ご参考にしていただければ幸いです。

202010 研修会「発達障害の就労支援」(厚生労働省、千代田区)

日時:2020年10月1日(木)14:50~16:30

場所:厚生労働省(東京都千代田区霞が関)

研修名:発達障害者の就労支援

発表時間:14:50~15:35、質疑応答 16:10~16:30


ハローワーク障害者雇用担当の方に向けた研修でプレゼンをしました。

東京都自閉症協会を通してプレゼンの機会を頂きました。

今回はオンラインでリアルタイムにプレゼンを配信しました。

受講者の方たちの顔が見えなかったのが少し残念。

内容の趣旨:これまでに、自閉症(発達障がい)の「障害受容」「障害特性」について知りたい、という支援者の声は多いです。それに対する私の答えを伝える内容でした。

「障害受容」は、精神疾患などの病気や事故で「中途障害」になった人に向けた「社会復帰」支援で使う考え方です。一方の自閉症は生まれつきの特性です。外国人が見知らぬ日本の職場で困惑するのに近いかもしれません。

「障害特性」は一人ひとり異なります。ステレオタイプの「発達障がい」のイメージで関わると支援は必ず失敗します。

自閉症の人ごとに、適性・時間感覚・価値観は異なります。個別支援をするために、彼ら一人一人を「感覚で理解する」ことが必須です。

今回、もう一人の方のプレゼンで「感覚で理解できる支援者と、できない支援者がいる」というお話がありました。この「感覚」は、「自閉症の感覚」です。先ほど、自閉症の「障害特性」は一人ひとり異なる、と書きました。ここでの「自閉症の感覚」は、自閉症の人ごとの特性のことではありません。

「自閉症の感覚」が肌感覚として感じることができないと、知識でカバーしようとします。知識は抽象的で断片的で、支援には不十分です。そのため、ステレオタイプの「発達障がい」のイメージでおぎなおうとします。そして支援は必ず失敗します。

支援者として、その自閉症の人に違和感を感じたら、その違和感は大切にするべきです。その自閉症の人も違和感を感じているかもしれないからです。

「お互いの違和感を乗り越えて、信頼関係を築こう」としてもうまくいかないことが多いです。そのシナリオは支援者の頭の中のシナリオに過ぎないからです。

私自身は、一人ひとりがユニークな自閉症の人に関わることで、自分が広がり・深まっていく経験をしています。これからも、もちろん自閉症の人と関わり続けたいです。

2019年11月 研修会「発達障害者の就労支援」(労働大学校、和光市)

日時:11月20日(水)9:00~10:45

場所:労働大学校(埼玉県和光市)

研修名:発達障害者の就労支援

発表時間:9:00~9:30

東京都自閉症協会を通してプレゼンの機会を頂きました。参加者の方々からたくさんの質問と応答が寄せられて、時間が足りないほどでした。

プレゼンの概要:自閉症の人たち特有の、眠りの悩みについて話しました。眠りの悩みは、職場の仕事に影響します。また、高い知能(IQ130以上)をもつ自閉症の中の、ハイパーレクシアについて話しました。ハイパーレクシアについては支援の専門家でも、知っている人はほとんどいません。事例を紹介しながらハイパーレクシアの説明をしました。発達障害の特異な能力に着目して活用する企業や就労支援が増えています。ハイパーレクシアの能力が活躍できる社会になってほしいと思います

2019年09月 研究会「私達の知らない自閉症の世界Ⅲ~支援の原点 これからの福祉~ 」(東京都社会福祉協議会、新宿区)

知的発達障害部会 利用者支援研究会でプレゼンをしました。

日時:9月28日(土)13:00~16:30

場所:東京都社会福祉協議会(東京都飯田橋)

内容:私達の知らない自閉症の世界Ⅲ~支援の原点 これからの福祉~

参加された方たちの6~7割ほどが、成人の発達障害者の支援をされている方でした。心理知能検査でIQ値が平均範囲の発達障害は「高機能自閉症」とよばれ、知的に障害のある自閉症と区別されています。では、IQ値が130以上の発達障害は?そのような当事者にであったことは? 65名ほどの参加者のなかで、お一人だけ手を挙げた方がいらっしゃいました。

当日は、IQ値が130以上の高知能の自閉症の世界の紹介と、高知能の人たちが社会生活で障碍がないわけでは決してないこと、自閉症のなかには、IQ値が高く出る傾向にあるハイパーレクシアHyperlexiaの人たちが一定数いて、その人たちのことは日本ではほとんど知られておらず、障碍への配慮もまだほとんど行われていないこと、などを話しました。

2019年05月 研修会「発達障害者の就労支援」(労働大学校、和光市)

ハローワーク障害者雇用担当の方々の研修でプレゼンをしました。

日時:5月14日(火)15:20~17:00

場所:労働大学校(埼玉県和光市)

研修名:発達障害者の就労支援

発表時間:15:20~16:10

発表の後、20分ほど、参加者との質疑応答がありました。

プレゼンの概要:発達障害者の公的な就労支援では、精神科医の診断が必要になる場合が多いが、発達障害そのものは、精神疾患ではないこと、従って、精神疾患の場合のように、<本人が医療的治療を受けつつ、障害を克服していく>のではなく、環境の配慮で障害が低減できることを伝えました。一方で、成人の発達障害の診断は難しく、<精神疾患の患者が発達障害と診断される>場合が珍しくないことを話しました。

2019年04月 研修会「職場の同僚としての自閉症」(モルガン・センター、千代田区)

自閉症の人たちの雇用で実績のある、アメリカJPモルガンの社員の方々の社内研修でプレゼンをしました。

日時:4月4日 11:30~13:00

場所:モルガン・センター(東京都千代田区丸の内)

研修名:職場の同僚としての自閉症

発表時間:11:30~12:15

プレゼンのテーマ:自閉症と私。英語が公用語の職場で働いてきた私の経験を話しました。

発表の後、約20分、参加者との質疑応答がありました。

私の感想:プレゼンは、インターネットで日本国内のJPモルガンの社員の方々に配信される、と事前に伺っていたので、プレゼン会場は、テレビ撮影のように、インターネット用のウェブカメラとコンピュータだけなのかな、と思っていましたが、会場には、数十名の社員の方たちが参加されていました。丸の内は、スーツ姿で片手に携帯、もう片手はたくさんの書類を抱えて、速足で歩くビジネスマンの人ばかり、という緊張したイメージをもっていましたが、研修に参加された社員の方たちは自由な服装で、フレンドリーな雰囲気でした。

2018年11月 研修会「発達障害者の就労支援」(労働大学校,、和光市)

ハローワーク障害者雇用担当の方々の研修でプレゼンをしました。

日時:11月14日 9:00~10:45

場所:労働大学校(埼玉県和光市)

研修名:発達障害者の就労支援

内容:発達障害者との関わり方

発表時間:9:00-9:30

発表の後、40分ほど、参加者との質疑応答がありました。

2018年07月 座談会「日本自閉症協会50周年記念冊子のための座談会」(日本自閉症協会、明石町)

日本自閉症協会の座談会に参加しました。

日時:7月11日(水)19時

場所:明石町の日本自閉症協会

内容:日本自閉症協会50周年記念冊子のための座談会

2018年02月 研修会「自閉症スペクトラムに関するプレゼン」(研究社英語センター、新宿区)

医療関係者の方々へ向けてプレゼンをしました。

日時:2月11日 午後1時~

場所:研究社英語センター

研修名:医療従事者向け講習会

内容:自閉症スペクトラムに関するプレゼン

参加者との意見交換

時間:50分間

2018年02月 研修会「Autisticな人々の紹介と体験に関するプレゼン」(都立精神保健福祉センターデイケア、台東区)

デイケアセンターでプレゼンをしました。

日時:2月19日(月)

場所:都立精神保健福祉センターデイケア

内容:Autisticな人々の紹介と体験に関するプレゼン

参加者との意見交換

講演資料

講演スライド20190514

KunikoSakamoto0514配布資料HP公開用